台風が通過したあと、「外壁に問題はないかな」「見たところ大丈夫そうだけど、点検を頼んだ方がいい?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
強い雨や風は、外壁や屋根、雨どい、シーリングなどに負担をかけます。
ただし、台風が来るたびに必ず外壁塗装が必要になるわけではありません。
まずは安全な場所から建物の状態を確認し、気になる症状がある場合に専門業者へ点検を依頼するのがおすすめです。
この記事では、台風のあとに確認したいポイントや、外壁塗装業者へ相談した方がよい症状、点検を依頼するときの注意点について紹介します。
台風のあとに外壁を確認した方がいい理由
外壁は普段から雨や風、紫外線にさらされています。
そこへ台風による強風や激しい雨が加わることで、もともと劣化していた部分に症状が現れることがあります。
たとえば、小さなひび割れやシーリングの劣化部分から雨水が入り込んだり、飛来物によって外壁が傷ついたりする可能性があります。
特に築年数が経っている住宅や、前回の外壁塗装から年数が経過している場合は、台風後を建物の状態を確認するきっかけにするとよいでしょう。
台風後に自分でチェックしたい5つのポイント
台風が通過したあと、まずは建物の周囲から目視で確認してみましょう。
無理に屋根へ上ったり、高い場所を確認したりする必要はありません。
1. 外壁にひび割れや欠けがないか
外壁に新しいひび割れや欠けができていないか確認します。
細かなひび割れがすぐに大きな問題につながるとは限りませんが、以前より広がっている場合や、大きく割れている部分がある場合は専門業者へ相談した方が安心です。
また、強風で飛んできた物が外壁に当たり、傷やへこみができるケースもあります。
2. シーリングが切れたり剥がれたりしていないか
サイディング外壁の場合、外壁材のつなぎ目や窓の周囲にはシーリング材が使われています。
シーリングが割れていたり、外壁との間に隙間ができていたりすると、雨水が入り込む原因になることがあります。
台風後は、窓まわりや外壁の継ぎ目を確認してみましょう。
3. 外壁の塗装が剥がれていないか
塗膜が劣化している状態で強い雨風を受けると、塗装の剥がれや膨れが目立つようになる場合があります。
塗装には外壁をきれいに見せるだけでなく、外壁材を雨や紫外線から守る役割があります。
広い範囲で剥がれが見られる場合は、塗装時期を含めて相談してみるとよいでしょう。
4. 雨どいが外れたり歪んだりしていないか
外壁だけではなく、雨どいも確認したいポイントです。
強風によって雨どいがずれたり、外れたりすることがあります。
雨どいが正常に機能しなくなると、雨水が外壁に直接流れ続け、外壁の劣化につながる可能性があります。
5. 室内に雨漏りの跡がないか
室内の天井や壁に、
- シミができている
- クロスが濡れている
- 壁紙が浮いている
- 雨のあとだけ湿っている
- 普段しない場所から水音がする
といった症状がないか確認します。
雨漏りは屋根だけが原因とは限りません。
外壁のひび割れや窓まわり、シーリング部分などから雨水が侵入することもあります。
見た目に異常がなくても点検した方がいい?
台風のあとに目立った症状がなければ、必ずしもすぐに点検を依頼する必要はありません。
ただし、
「以前から外壁のひび割れが気になっていた」
「塗装してからかなり年数が経っている」
「今回の台風で強い風雨を受けた」
といった場合は、一度専門業者に状態を確認してもらうのも選択肢です。
外から見ただけでは判断しにくい部分もあるため、塗り替え時期が分からない場合は、点検をきっかけに現在の状態を把握しておくとよいでしょう。
台風直後に屋根へ上るのは危険
屋根の状態が気になっても、自分で屋根に上るのは避けましょう。
台風後は屋根が濡れていたり、瓦や屋根材が不安定になっていたりする可能性があります。
また、外壁の高い部分を脚立に乗って確認するのも危険です。
確認できる範囲は地上からにして、屋根や高所は専門業者へ依頼しましょう。
スマートフォンのズーム機能を使って、地上から写真を撮っておくのも一つの方法です。
外壁塗装業者に点検を依頼するときの注意点
台風後は、修理や点検を検討する人が増える時期でもあります。
そのため、慌てて契約するのではなく、業者の説明を確認してから判断することが大切です。
特に注意したいのが、訪問してきた業者から突然、
「屋根が壊れています」
「このままだと雨漏りします」
「今日契約すれば安くできます」
などと言われた場合です。
本当に修理が必要なケースもありますが、その場で契約する必要はありません。
気になる場合は状態を写真で説明してもらい、修理内容や費用について書面で確認しましょう。
可能であれば複数の業者から見積もりを取り、工事内容を比較することも大切です。
点検を依頼する業者を選ぶポイント
台風後の点検を依頼するときは、金額だけではなく、説明の分かりやすさも確認しましょう。
たとえば、
- 建物の状態を写真で説明してくれる
- 必要な工事と急がなくてもよい工事を分けて説明してくれる
- 見積書に工事内容が具体的に書かれている
- 質問にきちんと答えてくれる
- 無理に契約を急がせない
といった点は、業者を比較するときの参考になります。
外壁塗装は大きな金額がかかる工事です。
「今すぐ塗装しなければいけない」と言われても、その理由を確認してから判断しましょう。
台風後の点検で塗装をすすめられたら?
点検を受けた結果、外壁塗装を提案されることもあります。
その場合は、なぜ塗装が必要なのか確認してみましょう。
たとえば、
「外壁が色あせているから」
だけではなく、
「塗膜の防水性能が低下している」
「シーリングが劣化している」
「外壁材にひび割れがある」
など、現在の状態について具体的な説明があるかどうかがポイントです。
外壁の状態によっては、すぐに全面塗装をするのではなく、部分補修で対応できる場合もあります。
気になることがあれば遠慮せず質問し、納得した上で工事を検討しましょう。
まとめ|台風後は安全な範囲で住宅をチェックしよう
台風のあとだからといって、必ず外壁塗装が必要になるわけではありません。
まずは安全な場所から、
外壁のひび割れ、シーリング、塗装の剥がれ、雨どい、室内の雨漏り
などを確認してみましょう。
異常が見つかった場合や、外壁の劣化が以前から気になっていた場合は、外壁塗装業者や住宅の専門業者に点検を依頼すると安心です。
ただし、台風直後は不安から急いで契約してしまわないことも大切です。
建物の状態や必要な工事について説明を受け、必要に応じて複数の業者を比較しながら検討しましょう。